沢山の研究者が水素水による病気の予防・治療に関する臨床研究を進めている最中です。その成果を聞き、「一度水素水を試してみたい」という人も多いと思います。難病と言われているパーキンソン病に対して少しでも効果があるといいですね。
パーキンソン病とは?
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パーキンソン病はジェームズ・パーキンソンが1817年に初めて報告した病気で、報告者の名にちなんでパーキンソン病と呼ばれるようになった。
パーキンソン症状を示す病気は種々あり、これらの病気のなかで特徴的な所見があり、他の病気と区別可能な病気としてパーキンソン症状を示す種々の病気(パーキンソニズム、パーキンソン症候群)とパーキンソン病を区別するようになった。
脳からの指令が届かず、痺れや震え、身体が動きにくくなる
この病気は脳内の「黒質」という場所から出るはずのドーパミンが分泌されにくくなり、脳の神経細胞の連絡伝達に異常が生じて、脳からの指令が届かず、痺れや震え、身体が動きにくくなる。また、自律神経の機能が低下して、便秘、低血圧、排尿障害、発汗障害、性機能低下、睡眠障害や、物忘れなど、様々な症状が出ることが分かっています。
脳の病気ということもあり、そのメカニズムは完全解明に至っていませんが、最新の研究では、生活環境や活性酸素による酸化ストレス、ミトコンドリア障害などが病気の引き金になっているのでは?と考えられています。なかでも有力視されているのが、「活性酸素による酸化ストレス」。加齢などで生じた活性酸素が脳を錆びさせ、パーキンソン病を起こすという説です。そこで予防・改善に、水素水と水素を使う研究が進んでいます。
パーキンソン病に対する水素水の効果試験
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パーキンソン病は酸化ストレスが大きく関与している可能性が高く「もしかしたら水素水は酸化ストレスを取り除く効果があるのではないか?」 ということで、順天堂大学脳神経内科である試験が行われました。
試験というのは、18名のパーキンソン病患者に対して半分の9名には1日1リットルの水素水(1.6ppm)を、残りの9名には普通の水を48週に渡り飲んでもらう試験でした。
結果は、水素水の飲用は安全であり統計学的有意差をもってパーキンソン病の改善効果があることが証明されたのです。
水素水に関しては副作用も無く全くの無害
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現在のパーキンソン病治療の中心となっている薬剤療法は副作用の心配がありますが水素水に関しては副作用も無く全くの無害なのです。
それに、水素自体は浸透性が非常に高いので脳細胞にまで到達し悪玉活性酸素を取り除くことができるのです。これらのことから、水素・水素水はパーキンソン病患者の予防や改善に役に立つ新しく安全な治療法として注目を集めているのです。
マウスでの検証
2009年、九州大学大学院とパナソニック電工のグループは、活性酸素が原因で起こるパーキンソン病の予防、治療に水素水が有用であることを発表しました。
検証は、薬剤によって、実験的に脳神経変性・パーキンソン病を発症させたマウスに、水素水と、通常の水を飲ませるというもの。結果、水素水を飲んだマウスは、パーキンソン病の特徴である黒質ドーパミン神経細胞の脱落が顕著に抑制されていました。また脱落の原因となる活性酸素の生成量、および活性酸素によるDNAの酸化損傷も、大きく抑制されていたことが明らかになりました。
この検証・論文によって、活性酸素が原因で起こるパーキンソン病等の脳神経変性疾患の予防と治療に、水素を含んだ水の飲用が有用であり、大きな効果をもたらす可能性があることがわかりました。
パーキンソン病の改善における水素水の効果とは
パーキンソン病は、脳の黒質にある神経細胞が変質・脱落することにより現れる疾患。原因はまだ解明されていないものの、数多くの研究により発症に関与する因子が分かってきています。
その中でも有力とされているのが、「活性酸素による神経細胞の破壊」。活性酸素は、過度なストレス・激しい運動・紫外線・病原菌やウイルス・大気汚染など、さまざまな原因より体内に発生します。
水素は細胞そのものに浸透
活性酸素の除去には抗酸化物質が有効ですが、ポリフェノールやビタミン類などの抗酸化物質は分子が大きく、脳を有害物質から守る「脳関門」を通過できません。しかし、水素は分子が小さいため、脳関門を通過可能。脳の細胞に浸透して酸化を還元できる、数少ない抗酸化物質なのです。
また、水素は細胞そのものに浸透するため、関節や軟骨などの血管のない部位にも到達。こういった特徴も、パーキンソン病患者の運動機能改善に役立つのではないかと期待が持たれています。副作用の心配もなく、誰でも安心して続けられるのも大きな特徴です。
パナソニック、水素入りの水を飲んでパーキンソン病の予防/治療に効果と発表
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パナソニック電工と九州大学大学院薬学研究院は、水素を含んだ水をあらかじめ飲用することで、パーキンソン病などの脳神経疾患の予防と治療に有用な可能性があると発表した。
同社が行なった検証によれば、水素を含んだ水を飲用することで、パーキンソン病に見られる脳の神経細胞の脱落を抑制できたという。しかも、水素の濃度が0.08ppmと低い水でも、抑制効果が見られたとしている。
活性酸素によるDNAの酸化損傷を抑制することも確認
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神経細胞の脱落の原因となる、活性酸素によるDNAの酸化損傷を抑制することも確認されたという。これらの検証結果は、アメリカのオンライン科学誌「PLoS ONE」に、9月30日付け(太平洋標準時)に掲載される。
パナソニックでは、水道水を電気分解しアルカリイオン水を生成する整水器や浄水器を販売しているが、電気分解時には水素も生成されるため、電気分解後の水(電解アルカリ水)には水素が含まれるという。また、今後も電気分解で生成した電解アルカリ水に含まれる水素の抗酸化作用を検証し、学科で発表していくという。
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