水素水濃度を表す単位
水素の濃度は
ppm(パーツ・パー・ミリオン)
ppb(パーツ・パー・ビリオン)
mM(ミリモル)
mg/l(ミリグラム・パー・リットル)
の4つの単位で示されることが多いです。
ppmとppbは市販の水素水の濃度表記でよく見られます。
一方、mMとmg/lは研究論文でよく使われています。
それぞれの単位は
1ppm=1000ppb=0.5mM=1mg/l
水素水濃度の測定方法
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水素水の水素濃度の公開は、多くの場合「充填時」のものが採用されています。けれども同じ「充填時」でも、「充填直後」の水素濃度は非常に高いものの、その後に加熱殺菌処理を行い、常温まで冷まし、パッケージングを行い…という製造過程を経るうちに、水素が抜けて濃度が下がってしまうケースもあります。一般的に、水素を充填した直後の水素濃度が一番高い値になるのですが、表示に関する規制がない現在、この最も水素濃度が高い「充填直後」の水素濃度を公開しているメーカーもあるようです。
高濃度水素水とは
水の中に含まれている水素の濃度が高い場合、高濃度水素水と表現することがあります。
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水素はもともと水に溶け込みにくい性質を持っていて、「高濃度水素水」と謳っている商品でも、1.0~1.57ppmほどの含有量です。
商品の水素水濃度表記を正しく読み取る
水素は一定値以上含有させることができません。
そのため、もしインターネットや高濃度水素水専門店などで、2.0ppm、3.0ppmと言った数値を記載した高濃度水素水製品を見つけても、手を伸ばさないよう注意して下さい。
なぜならそんな水素水は、有り得ないからです。
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常温・常気圧では最大1.6ppmが水素溶存濃度の限界ですが、高い圧力をかけることで水のなかにいくらでも水素を溶け込ませることは可能です。
高濃度水素水ができた容器のふたを開けて常圧に戻すと、その瞬間に限界値以上の水素は逃げていってしまうため、結局、摂取する際の濃度は、1.6ppmを越えることはまずないのです。
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また、合わせて測定がどの時点で行われたかも重要な要素となります。製造工程のどの時点の測定値なのかを確認しましょう。
「充填直後」の水素濃度の値だけではなく、複数回にわたり測定した水素濃度を定期的に公表している商品を選ぶ
濃度が高いほど効果が得られるのか?
細胞生存率と水素濃度の関係を放射線投射で実験した結果、水素濃度の効果があるのは約0.4ppmまでで、0.4ppm以上になると水素濃度と効果が無関係であるということが証明されています。
数値の信ぴょう性はどのように判断すればよいか?
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ポイントは水素濃度を自社だけでなく第三者機関で測定し、その測定結果を公開しているかどうか。
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